せっかく頑張って投資で利益を出しても、余計に税金を払っていては意味がありません。より得な選択をしていくことが重要になります。

  • ホーム
  • 株で大きな負債を抱えてしまった例の紹介

株で大きな負債を抱えてしまった例の紹介

現物株式や投資信託の取引で負債をかかえるということは、起こり得ません。
現物株を購入した会社が倒産しても、投資金額がゼロになるだけです。
投資信託に投資をし、その投資信託の運用がうまくいかなくなった場合は、投資信託を運用している会社が途中で運用を取りやめ、一定額を投資者に返金します。
投資した金額よりもかなり減って戻ってきますが、ゼロになるわけではありません。
株で負債をかかえるとしたら、それは信用取引をした場合です。

信用取引は、誰でもできることではありません。
信用取引をする場合は、証券会社に信用取引用の口座を開設します。
信用取引口座を開設する前に、まず現物株の取引口座の開設を求められることが多いです。
現物株の取引口座は、比較的容易に開設することができますが、信用取引口座はそうはいきません。
一定の投資経験や知識、資力が必要となります。
証券会社では、その調査のために、電話でのヒヤリングをおこなうこともあります。

現物口座の開設は、オンライン手続きだけで済むことが多いですが、信用取引口座開設の場合は、より詳しく調査されます。
信用取引とは、自分の資金や株式を担保にし、証券会社から借金をして株式投資をすることだからです。
証券会社としては、投資資金を貸すことができる相手かどうかを、当然ながら調査します。
その調査の結果、信用取引口座の開設が断られることもあります。
断られる比率は、現物の取引口座よりもずっと多くなります。

信用取引口座が開設できたら、自己資金の3倍までの取引ができます。
10万円を資金に取引するとしたら、30万円分の株を買ったり売ったりできます。
信用取引なら、持っている自己資金に、いわゆるレバレッジをかけることができるわけです。
レバレッジをかけると、利益を得やすくなる代わりに、損失も大きくなりがちです。
損失額が、自己資金よりも多くなる場合もあります。
現物株の取引では、損失額は最大でも、自分が投資した額と同じになります。

借金をしてまで負けを取り返そうとするのはNG

相場に絶対はありません。
しかし必ず儲かると見た場合は、多額の投資をしたくなるものです。
例えば、すぐ3倍になると見込んだ株があったら、自己資金が10万円だと、20万円儲かると試算するものです。
信用取引が可能な人なら、その株を30万円購入して、90万円にしようとすることでしょう。
予想通りに値上がりしたら、60万円儲かることになります。
信用取引なら、利益を3倍にできるというわけです。
しかし、その目論見が失敗し、その会社が倒産したら、投資した金額はゼロになります。

信用取引口座で30万円の株式を購入したときの自己資金は、10万円だったわけで、20万円は証券会社からの借金です。
つまり、この場合は20万円の借金が残るわけです。
株式会社が倒産するのは珍しくありません。
信用取引には、常にこうしたリスクがつきまといます。

信用取引では、空売りもできます。
現物の口座では、株を購入したあとなら、その株を売ることができますが、購入もしていない株を売ることはできません。
しかし、信用取引でなら、買ってもいない株を売ることができます。
これを空売りと言います。
売る株は、証券会社から借ります。
借りたものはあとで返さなくてはなりません。
空売りの場合は、売った株を買い戻すことが、返す、ということになります。

空売りをするのは、株が値下がりすると踏んだ場合です。
しかし、目論見が失敗し、値上がりしてしまったら、高く買い戻さなくてはならなくなります。
例えば3倍に値上がりしていても、買い戻さなくてはなりません。
買い戻す期限は6か月です。
信用取引では、証券会社から借金をして取引するわけですが、その金利もかかってきます。

そうなったら、借金は膨らむ一方です。
そこですべてを清算し、もう取引はやめるのが得策です。
信用取引は一か八かです。
失敗したときは、見切りをつけることが望まれます。